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複数の小説サイトで執筆活動をしています。こちらでは小説の番外編や小ネタなどを置いています。創作意欲の発散場所。または、ネタ帳とも言う。(笑)



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あの子の好きなひと 後編

【ツインクロス】過去、幼少期。番外編
[登場人物]冬樹、雅耶、夏樹



夏樹のことが好きだという雅耶と、実際夏樹は誰のことが好きかという話になった。

「なっちゃんに聞いてみた方が早いんじゃない?」
「いや、まぁそうなんだけどさ…。すごく知りたいけど、コワイっていうか…」
「うーん…」
好きな人がいない冬樹でも、その気持ちは分かる気がした。
冬樹は「なるほど」…と頷いた。
「でもさ、もしなつきに聞いてみても『ふゆちゃん!』ってこたえそうでイヤなんだよなー」
「…えっ?」
拗ねるようにこちらを見てくる雅耶に冬樹は驚きの表情を見せた。
「兄妹なんだから、それはふつうだろ?でも、まさやが言ってるのは、そういう好きじゃないでしょ?」
「そうだけどー。本気でそう言いそうなんだもん。おまえたち、本当に仲良すぎるしー」
恨めしそうに見てくる雅耶に、冬樹は苦笑を浮かべた。

実際、そう言われるのは悪い気がしない。
冬樹は本当に夏樹のことが好きだったし、夏樹がそう言ってくれたら、きっとこの上なく嬉しい筈だ。
でも、それは雅耶にしても言えることだろう。
自分たちは、いつだって兄妹のように三人でいたのだから。

「でも、それ言ったらなっちゃんは、まさやのことだってぜったい好きだよ」
フォローの気持ちも勿論あるが、本当にそう思ったので素直に冬樹は言った。
「…そうかな?」
「そうだよ」
少しだけ機嫌が直った雅耶に、冬樹は笑顔を浮かべた。
その時。

「ねー、二人でなに話してるの?」

噂の張本人。夏樹がやって来た。
「あ、なっちゃん」
「わっ…なつき!」



「え?すきなひと?」

突然の質問に、夏樹は首を傾げた。
目の前でわたわたしてる変な雅耶と、にこにこ顔の冬樹。
二人の顔を交互に眺めながら…。

「うーん?ふゆちゃんも、まさやも大好きだよ?」

「「えっ?」」
嬉しそうな顔の二人を他所に。夏樹は「おとうさんも、おかあさんも好きー。あとねー」とか嬉しそうに指折り数えている。
「ちょ…ちょっとまって!なつき、そういう好きじゃないんだっ」
どんどん知り合いの名前が出てくる夏樹に、待ったをするように雅耶が言った。
「そういう好きじゃないって…なに?」
本気で分かっていない様子の夏樹に、苦笑を浮かべながら冬樹が説明する。
「あのね、なっちゃん。ボクらが聞いてるのは、『れんあい』の好き…なんだ」

「れんあい…?」

本気で考え込んでいる夏樹に、冬樹は助け舟を出した。
「じゃあさ、なっちゃん。なっちゃんがカッコイイなぁって思う人はだれ?だれかいないかな?」
「かっこいい人?いるよ!」
この質問なら、素直な夏樹の気持ちが聞けそうだ。
冬樹と雅耶は顔を見合わせると、頷いた。
「だれ?だれがカッコイイとおもうんだ?なつき?」
焦りを見せる雅耶と、静かに答えを待つ冬樹に。
夏樹は「それはだんぜんっ!!」と人差し指を立てて嬉しそうに笑った。
「「…だんぜんっ?」」

「空手のなおずみ先生だよー♪」

その、思わぬ強敵の登場に。
雅耶も冬樹も石化するのだった。




にゃはは。夏樹の初恋のお相手は「もしかしたら直純」説。(笑)


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