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龍野ゆうき

Author:龍野ゆうき
複数の小説サイトで執筆活動をしています。こちらでは小説の番外編や小ネタなどを置いています。創作意欲の発散場所。または、ネタ帳とも言う。(笑)


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刹那の憎悪
【ツインクロス】【プリズム!】後日談。番外編? 
[登場人物]唯花、冬樹(夏樹)、雅耶



それは、本当に偶然だった。
以前、好きだった彼の姿を街で見かけたのは…。

(あれは…久賀くん…?)

久し振りだった。
人混みの中でも分かる、背の高い彼。
変わらない後ろ姿。
後ろから見ただけでも分かる。それ位好きだった人。
でも…。

(隣を歩く…女の子?)

胸にチクリと刺す痛み。
でも、どんな娘だろう。興味がわいた。
回り込んで物陰から二人の様子を伺った。

(…え?…野崎、くん…?)

それは、彼が大切にしていた幼馴染みの友人に良く似ていた。

(似てるけど、違う…?)

幼馴染みの彼は中性的な顔をしていたけれど、そこにいるのは紛れもない女の子だった。
そこで不意に、以前彼が話してくれたことを思い出した。
幼馴染みの彼には双子の妹がいるのだということを。

(そっか…。妹さんの方だ…。さすが双子。本当に野崎くんに良く似てる…)

綺麗な顔。
男である兄の方でさえ、思わず見惚れて嫉妬してしまう程だったのに。
(その容姿をそのままに、女の子であるとか…狡い…)
横に並ぶ彼を見上げて笑っている、綺麗な横顔に。
無性に腹が立ち、怒りさえ込み上げてくる。

…許せない。

何で今頃出てきて、平然と彼の隣を歩くの?

…許せない。

二人の笑顔が胸に突き刺さる。
私の前では見せたことさえない彼の満面の笑顔。
それを独り占めするアイツ。

…許せない。


「どうした?唯花。急に走り出したりして」
「ううん、何でもないの」

私の横には、久賀くんとは比べ物にもならない三流の男。
この辺りでは、それなりに名の通ってるワルらしいけど。

(あ、そうか。その手があった…)

「ねえ、あんたさ…私のこと、好き?」
「何だよ?急に改まって…。いつも言ってるだろ?俺はお前に惚れてんだ。お前の為なら、俺は何だってしてやるぞ」

出た。いつもの口癖。

「ふふ…。ならさ、ひとつ唯花のお願いを聞いてくれる?」
「何だ?」
「あのね…。連れてきて欲しいコがいるの」
「女?随分と簡単なお願いだな。…何だよ、お前。気に食わねえダチでもいんのか?」
「ふふふ…。まあ、そんなところかな。少し位手荒な真似しちゃっても構わないから。よろしくね」

to be continued?




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