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龍野ゆうき

Author:龍野ゆうき
複数の小説サイトで執筆活動をしています。こちらでは小説の番外編や小ネタなどを置いています。創作意欲の発散場所。または、ネタ帳とも言う。(笑)


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『宣戦布告』
『月だけが知っている(前・中・後)』の続編
【プリズム!】パラレル?、没案?
[登場人物]直純、雅耶、仁志



「先生。お話があります」
「ん?どうした、雅耶?そんな改まって」

このところ、この店に良く顔を出している雅耶だが、今日は例のミーティングではなく一人だ。
思いのほか真面目な顔で目の前のカウンターに座っている彼の、その顔はどこか怒気を含んでいるようなピリピリした雰囲気を纏っていた。
そう、まるで空手の試合前の時のような気迫さえ感じる、真剣な眼差し。

「俺、見ちゃったんです」
僅かに視線を落とすと、雅耶がポツリと話し始めた。
「…何を?」
「こないだ…。夏樹が仕事を早く上がった日…」
そう言って、再び視線を上げた雅耶と直純は目が合った。

「先生と…夏樹が抱き合っているのを…」
「………」

今日、夏樹は休みだ。
あの日以来、調子を崩している夏樹に直純は少し休暇を与えた。
本人はやる気があると言っていたのだが、あまり無理をさせたくなかった。
彼女は頑張り過ぎるのだ。
辛いときは、まるで自分を痛めつけることでそれを乗り切ろうとするかのような危なげなところがある。
直純は、そんな夏樹をどうしても放っておけなかった。

カウンター越しで睨み合うように対峙している二人の横で、仁志は何食わぬ顔でコーヒーを入れると、先程オーダーの入ったブレンドコーヒーを「お待たせしました」と、雅耶の前へと置いた。
仁志的には、この二人の話に特に触れるつもりはない。
直純は直純で、しっかり意思を持っての行動だと思っているし、夏樹を思う気持ちも直純と同じではないがそれなりに自分も彼女を心配していた。そこに深い意味はないが、直純の気持ちも分からなくはないのだ。
だから、自分はあくまでも中立…というよりは、店側のマナーとして聞かない振りを決め込んでいた。

「…それで?」
不意に見つめあっていた視線を和らげると、直純が聞き返した。
「お前は、どうしたいんだ?」
直純の表情は柔らかかったが、だが有無を言わせぬ、どこか雅耶の出方を見極めているかのようなそんな瞳をして言った。
「先生…」
「不満を持ったのか?『俺の夏樹に手を出すな』ってか?」
「………」
「それとも、ただ確かめたかっただけか?ただ確かめたかったのなら、事実に違いないよ。抱き合っていた…というのは少し語弊があるが、泣いていた夏樹を慰めたのは事実だ」
「………」
「何で夏樹が泣いていたか、お前は知ってるか?何故あいつがこのところ調子を崩していたのかも?」
「…なぜ…」
雅耶は分かっていないのか、視線を落とすと何か思いを巡らせているようだった。
「分からないようじゃ、お前には夏樹を任せられないな」
「……っ…!?」



…とかって話を書こうと思ってたんだけど、コレ雅耶が鈍感すぎだって!!
アカンやつや。やっぱり没ネタですね~。(汗)
今度は違うシチュエーションで二人を対峙させてみたいですね♪
(…まだやるんだ…?(笑))


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