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龍野ゆうき

Author:龍野ゆうき
複数の小説サイトで執筆活動をしています。こちらでは小説の番外編や小ネタなどを置いています。創作意欲の発散場所。または、ネタ帳とも言う。(笑)


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続・刹那の憎悪
刹那の憎悪の続編
【ツインクロス】【プリズム!】後日談。番外編
[登場人物]夏樹、唯花



「嬢ちゃん、悪いがちょっと顔貸してもらおうか」

夏樹が一人で歩いていると路地の横から数名の柄の悪い連中が一斉に出て来て取り囲まれた。
声を掛けてきたゴツい男が多分、その中のボス的存在の奴だと夏樹にはすぐに判った。
だが、どうしても絡まれる心当たりがない。

(見たこともない連中だな。年齢も少し上っぽいかな?)
明らかに高校生ではない貫禄の者もいる。
(…絶対知らない奴等だ。何でだろう?) 

夏樹が冷静に取り囲んでいる面子を伺いながら考えていると。
「ある女に頼まれたんだ。少し位乱暴にしても構わないから連れてこいと、な。だが、声を上げたりせずに素直に言うことを聞きさえすれば、とりあえず手荒な真似はしない」
その男が有無を言わせぬ眼力で夏樹を見やった。

「…女?」

尚更、心当たりがない。
「人違い…とかでは?」
とりあえず、穏やかに聞き返すと。
「いや、アンタだよ」
と、逃げられないように腕をガッシリと掴まれた。


不穏な空気を感じながらも、夏樹はとりあえず大人しく連れられて行った。

(こんな連中に命令出来る女なんて…。いったい誰なんだろう?)
どうしても分からなかった。
『冬樹』であった頃ならいざ知らず…。
そもそも『夏樹』として関わった人物など、未だ僅か数える程しかいないのだから。
(考えられるのは…。高校?か?) 
自分が知らなくても女子高に通っている以上、学校には確かに女が大勢いるが。
(でも別に目立たず大人しくしてるし…。いや、そうでもないか…)
自信がなくなってきた。
だが、とりあえず会ってみないことには分からない…と、夏樹は腹を括った。


「例の女、連れて来たぜ」
「そう。ありがと」
小さな部屋で一人待っていた女、唯花は振り返ると鮮やかに笑った。
「どうだった?少しは怯えて泣いたりした?」
「いや…。あの女、相当肝据わってるぞ。俺等が出て行っても動揺すらろくに見せねぇ」
実際、只者じゃない。見た目通りのただの可憐な少女ではないようだ。
男はそう思っていたが、特に何も言わなかった。
「そう。つまらない子。少しは泣き叫んだり怯えたりすれば、こちらの気も晴れるのに…」
唯花は口を歪めて小さく笑うと、立ち上がった。



あ、続いちゃった。
それに日付変わっちゃったし。(泣)

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